Edraw サポートセンター
AIフローティングボタン機能ガイド
EdrawMax V15以降で公開された新機能、AIフローティングボタンをご紹介します。この機能は、閲覧中のWebページなどで選択した文章を、ワンクリックでそのまま図に変換できる【AI図解】を実現するための便利なツールです。
以下の環境でご利用いただけます。
- ブラウザ: Chrome、Microsoft Edge、Firefoxなど
- ドキュメントアプリ: Notion、OneNote
- オフィスソフト: Word、PowerPoint
注: AIフローティングボタンのご利用には【AIトークン】を消費します。新規アカウントには無料で500AIトークンが付与されますが、点数が足りない場合は別途ご購入が必要です。
1. AIフローティングボタンを起動する
最新バージョンのEdrawMaxを公式サイトからインストールして起動すると、PCのデスクトップ上にフローティングボタンが自動で表示されます。


フローティングボタンを非表示にしたい場合や、プログラムを終了したい場合は、PCのシステムトレイにあるEdrawMax AIのロゴを右クリックしてください。

【非表示】: フローティングボタンを一時的に非表示にします。再度表示したい場合は、システムトレイから切り替えが可能です。
【終了】: フローティングボタンのプログラムを閉じます。次回EdrawMaxを起動する際に自動で再度開きます。
EdrawMax起動時にフローティングボタンを自動で開きたくない場合は、システムトレイ内のEdrawMax AIの[設定]を右クリックし、【システム起動時にトレイで起動する(EdrawMax AI フローティングボタンを含む)】のチェックを外してください。

2. フローティングボタンを使った「範囲選択からの作図」
フローティングボタンが有効になっている状態で、図解化したい文章をマウスで選択するだけで操作は完了します。ここでは、Chromeブラウザでの操作を例にご説明します。
Webページ上で視覚化したい文章を選択します。

フローティングボタンをダブルクリックすると操作画面が展開し、【参照テキスト】に選択した文章が自動で反映されます。
デフォルトの生成スタイルは、AIが最適な形式を自動でマッチングする【スマート一致】です。ここをクリックして、その他のスタイル(14種類の大分類、23種類の小分類)を選択できます。

入力欄にプロンプト(指示文)を入力したり、「AIにプロンプトを最適化させる」機能を利用したり、参考画像をアップロードしたりすることも可能です。

Enterキーを押すか、入力欄右下の青い矢印ボタンをクリックすると、AIによる図解生成が開始されます。
生成されたリストからお好みのテンプレートを選択します。
リスト画面上部で【基本モード】または【詳細モード】に切り替えることができます。
画面を下にスクロールし、【さらに表示】をクリックすると、より多くの結果を確認できます。

気に入ったテンプレートをクリックすると、「編集」「コピー」「ダウンロード」の3つのオプションが表示されます。

- コピー・ダウンロード: PNG、SVG、PPTX形式のファイルに対応しています。下向きの矢印をクリックして形式を選択できます。
- 編集: AIが生成した図解をEdrawMax本体にインポートし、さらに詳細な編集を行うことができます。
改めて別の内容を選択して図解を生成したい場合は、【新規チャット】をクリックしてください。
【履歴】をクリックすると、直近90日間の生成履歴を確認できます。

注: NotionやOneNoteなどのサードパーティ製ソフトウェアでは、ネットワークの制限により、文章を選択してもフローティングボタンに即時同期されない場合があります。この場合は、フローティングボタンをデスクトップに固定し、元の文章をコピー&ペーストして操作することをおすすめします。
3. フローティングボタンの固定とデスクトップショートカット
フローティングボタンによる迅速な作図の便利さを実感いただけた場合は、操作画面をデスクトップ上に固定したり、ショートカットを作成したりすると便利です。
異なるページへの切り替え時にも素早く使用できるよう、操作画面をデスクトップの左側に固定できます。操作画面の右上にあるピンのマークをクリックするだけで固定が完了します。


操作画面右下にある歯車アイコンの【設定】をクリックし、【デスクトップショートカットを作成】を選択すると、デスクトップにショートカットアイコンを作成できます。

4. AIフローティングボタンで生成できる図解タイプと推奨シーン
AIフローティングボタンがサポートする主な図解タイプと、それぞれのタイプが最も適している利用シーンをまとめました。
| 図解タイプ | 推奨される利用シーン |
|---|---|
| ロジックツリー(並列、サイクル、階層など9種類) | 問題解決の際の原因と結果を構造的に整理する |
| アーキテクチャ図 | システム構成やネットワーク構造を視覚化する |
| フローチャート(横、縦) | 業務手順やプログラムの流れを明確に示す |
| スイムレーン | 部署や担当者ごとの作業プロセスを横断的に示す |
| タイムライン(年表) | プロジェクトの履歴や歴史的な出来事を時系列で表示する |
| ロードマップ | 製品開発や戦略の長期的な計画、目標、マイルストーンを提示する |
| ガントチャート | プロジェクトのタスク、期間、進捗状況を管理し、共有する |
| マインドマップ | アイデア出しやブレインストーミングの結果を構造化し、関連性を整理する |
| インフォグラフィック | 複雑なデータや情報を視覚的に魅力的で分かりやすい形式に変換する |
| SNS用イラスト | ソーシャルメディア投稿用の目を引く画像コンテンツを作成する |
| 戦略マップ | 企業戦略や目標達成に向けた施策の全体像と因果関係を示す |
| ベン図 | 概念や要素間の集合、共通点、相違点を明確にする |
| ポスター | 情報を効果的に伝え、注目を集めるための告知物を作成する |
| 科学イラスト(Nano Bananaを搭載) | 科学論文や教育資料で使用する専門的な構造や現象を図示する |