振り返りシートには、KPT・PDCA・YWTなどのフレームワーク別から、週次・月次・年次の期間別まで、さまざまな種類があります。「どれを選べばいいのか分からない」「すぐに使えるテンプレートが欲しい」と感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、フレームワーク別6種・期間別4種の振り返りシートを10種類紹介します。各シートの書き方のポイントも解説するので、初めて振り返りシートを使う方から、より効果的に活用したい方まで参考にしてみてください。振り返りで出た気づきや改善点を整理したい場合は、マインドマップやテンプレート機能を備えたEdrawMindを活用するのも便利です。
1.振り返りシート10選
振り返りシートは、フレームワークの種類や振り返る期間・目的によって最適な形式が異なります。ここでは、仕事・学習・目標管理の場面で使えるWord形式の振り返りシートを10種類紹介します。①〜⑥がフレームワーク別、⑦〜⑩が期間別のシートです。
①YWT
「Y(やったこと)・W(わかったこと)・T(次にやること)」の3軸で振り返るシートです。行動から得た学びを次の行動へ直結させる流れが特徴で、日常業務や研修後の個人振り返りに広く使われています。

②KPT
Keep・Problem・Tryの3欄を横並びで整理するレイアウトです。良かった点と課題を同時に可視化できるため、プロジェクト終了後のチーム振り返りや1on1ミーティングで多く使われています。

③PDCA
業務改善や目標達成のサイクル管理を想定したシートです。Plan・Do・Check・Actの4項目が1枚に収まる構成で、各欄に結果と次の行動を記入することで、改善の記録を継続的に蓄積できます。

④4行日記
1日の振り返りを4行で完結させるシンプルなシートです。「事実・発見・教訓・宣言」の4項目を毎日書き込む設計で、短時間で記入できるため、振り返りを習慣化したい方が取り組みやすい構造です。

⑤KPTA
KPTにAction(具体的な行動計画)欄を加えた4軸構成のシートです。課題の洗い出しにとどまらず、次回の行動計画まで一枚にまとめられる点がKPTとの違いで、より実行まで踏み込んだ振り返りができます。

⑥STARテクニック
もともと面接の自己PR整理で使われる手法ですが、業務の振り返りにも転用できるシートです。Situation・Task・Action・Resultの4要素を時系列で記入することで、出来事を客観的に整理できます。

⑦授業の振り返りシート
生徒・学生が1コマ分の学習を振り返ることを想定したシートです。「学んだこと・疑問点・次に取り組むこと」の3欄で構成されており、教科や学年に応じて項目をカスタマイズしながら繰り返し使えます。

⑧一週間の振り返りシート
週単位で業務や行動を振り返るサイクル管理を前提に設計されています。今週の達成状況・よかった点・来週の改善策の欄が1枚に収まる構成で、毎週末に記入することで短期の改善を継続的に積み重ねられます。

⑨一か月間の振り返りシート
週次では見えにくい中期の傾向と成長を把握するためのシートです。月間目標・主な成果・課題・来月への申し送りの4欄で構成されており、人事評価の準備や毎月の自己成長記録として管理したい方に広く使われています。

⑩一年の振り返りシート
年度末の自己評価やキャリアの棚卸しを見据えて記入するシートです。年間目標・主な成果・課題・来年度の方針の欄が1枚にまとまっており、記入することで1年間の行動を俯瞰し、成長の変化を可視化できます。

2.振り返りシートの書き方
振り返りシートを書く際は、「何を振り返るか」を明確にしてから記入を始めることが大切です。ここでは、フレームワークを問わず共通して盛り込みたい内容と、書き方のポイントを紹介します。
①事実・行動を記録する
まず、期間中に起きた出来事や自分が取った行動を客観的に書き出します。感想や評価は後回しにして、「何をしたか」「何が起きたか」の事実だけを記入するのがポイントです。主観が入ると振り返りの精度が下がるため、数値や具体的な出来事を交えて記録しましょう。
②成果と課題を整理する
事実を記録したら、うまくいった点と改善が必要な点に分けて整理します。成果と課題を並べることで、自分の強みと弱みのバランスが見えやすくなります。KPTの「Keep」と「Problem」、YWTの「W」の欄がこれに対応しています。
③次の行動を具体的に決める
振り返りで最も重要なのは、「次に何をするか」を明確にすることです。「改善する」「頑張る」といった曖昧な表現を避け、「毎朝10分確認する」「〇〇を週2回実施する」のように、いつ・何を・どれだけ行うかを具体的に書きます。
④定期的に見直す習慣をつくる
書いて終わりにせず、次の振り返り時に前回のシートを見返す習慣が定着率を高めます。週次・月次など振り返りのサイクルをあらかじめ決めておくと、記入のタイミングを見失わずに継続しやすくなります。
3.振り返りに役立つツールEdrawMind
振り返りシートを使い始めても、「何を書けばいいか分からない」「課題が多すぎて整理できない」と悩む方は少なくありません。EdrawMindを組み合わせることで、振り返りシートの2つのつまずきを解消できます。
①振り返る内容を可視化できる
振り返りシートに記入しようとしても、「何を書けばいいか思い浮かばない」という状態に陥ることがあります。特に期間が長いほど出来事が多くなり、どこから整理すればいいか迷いがちです。
EdrawMindのマインドマップを使うと、業務や学習の内容を視覚的に展開できます。
・中心に「今週の業務」「今月の学習」などのテーマを置く
・枝分かれさせながらタスク・出来事・感じたことを書き出す
・全体を見渡してから振り返りシートに転記できる
書き出す前にマインドマップで内容を整理することで、「何を振り返るか」が明確になり、シートへの記入がスムーズになります。

②課題や改善点を整理しやすい
振り返りで「課題が多い」と感じると、どれから取り組むべきか優先順位がつけにくくなります。また、成功要因と失敗要因が混在すると、本当に改善すべき点が見えにくくなる場合があります。
EdrawMindでは、成功要因・失敗要因を別の枝に分けてまとめることができます。
・「うまくいった理由」「うまくいかなかった理由」を枝ごとに分類
・色分けやラベル機能で重要度を整理
・改善点を優先順位順に並べ替えて表示
課題を構造化することで、振り返りシートのProblemやTryの欄に書く内容が絞り込みやすくなります。

まとめ
この記事では、YWT・KPT・PDCAなどのフレームワーク別6種と、週次・月次・年次の期間別4種、合計10種類の振り返りシートを紹介しました。
振り返りシートを選ぶ際は、個人かチームかという使用シーン、振り返る期間の長さ、行動計画まで落とし込みたいかどうかを基準にすると選びやすくなります。
初めて使う方はYWTや4行日記のようにシンプルな構成のシートから始め、慣れてきたらKPTやPDCAなど多角的に分析できるフレームワークに移行するのがおすすめです。
振り返りの内容を整理してからシートに書き込みたい場合は、無料体験版があるEdrawMindを試してみてください。マインドマップで業務や学習の内容を視覚化し、課題の分類から改善点の優先順位づけまでをまとめて行えます。