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パワポでスマートアートを活用する方法

edraw編集者
編集者: Edraw

パワーポイントのSmartArtの機能はとても便利です。この記事では、SmartArtの種類や編集方法を詳しくお伝えします。

1.SmartArt(スマートアート)とは?

スマートアートの例

SmartArtとは、Microsoft PowerPoint(マイクロソフトパワーポイント)で提供している図表のことです。

デフォルトで挿入メニューの中に入っているのでダウンロードの必要はありません。ビジネスで使われる循環図やマトリックス図などの図表が種類別に多数揃っているのが特徴です。編集もしやすく、テキスト入力欄が用意されていて必要な文章を入力するだけです。

SmartArtは、ビジュアル性に富んでいるのでプレゼンテーションで役に立つほか学習や資料作りにも活用できます。SmartArtを利用したら、一から図表を作成する手間がかかりません。

今回は、SmartArtの活用方法を詳しく見ていきます。

2.パワポが提供するSmartArtの種類

SmartArtで挿入できる図表を一覧にしました。

パワーポイントのブラウザ版(無料版)では利用できません。

種類

用途

リスト

要素を種類別に分けて箇条書きの形式で表します

緊急度別に分けたToDoリスト

手順

プロジェクトにおける作業を順に記します

営業におけるヒアリングから契約までの手順

循環

ルーチンの作業のサイクルを表します

参考書で学習してフィードバック、復習するという学習サイクル

階層構造

組織の階層構造を図示します

企業の課、部署の構造図

集合関係

集合の包括関係や全体像を表します

素数、自然数、整数の集合関係

マトリックス

性質ごとに2つの軸で区切られた4つの領域に分類します

化粧品メーカーのターゲット層と値段帯(縦軸:年齢、横軸:値段帯)

ピラミッド

下から上になるにつれて数が小さくなる形です

カースト制度の階層

次の見出しでは、SmartArtをパワーポイントで編集する方法をお伝えします。

3.パワポにスマートアートを追加する方法

パワーポイントでSmartArtを利用する方法を記します。具体的な手順を見ていきましょう。

Step1 SmartArtを挿入

スマートアート選択画面

「挿入」タブから「SmartArt」を選択してカテゴリを選びます。挿入したい図表を選ぶとSmartArtがスライド内に配置されます。

スマートアート挿入後

Step2 テキストを入力

テキストの文字のある部分をクリックして入力します。または以下の方法でも可能です。

1.オブジェクト上をクリックするとSmartArtのデザインタブが表示される

2.「グラフィックの作成」ー「テキストウィンドウ」をクリックする

テキストウィンドウ

3.テキストを入力する

行頭文字の追加

テキストを既定数より増やしたい場合は、増やしたいオブジェクトを選択して「グラフィックの作成」ー「行頭文字の追加」を選びます。もしくは、そのままテキスト入力欄でカーソルを置いて改行してもいいです。

Step3 図形を追加

SmartArtで用意された図形を増やしたい場合は次のようにします。

1.オブジェクトをクリックして選択

2.「SmartArtのデザイン」タブから「グラフィックの作成」ー「図形の追加」をクリック

図形を追加

すると新しい図形が追加されます。

Step4 色・スタイル・レイアウトを変更

SmartArtの色、スタイルなどを編集します。

色編集

「グラフィックの作成」ー「SmartArtのスタイル」ー「色」のメニューを開きます。

テーマごとの色のパターンのメニューが出るので、選択する

  • スタイル

「グラフィックの作成」ー「SmartArtのスタイル」のプルダウンメニューを開いて一覧を表示します。

スタイル編集

2-D、3-Dのスタイルの中から選択します。

  • レイアウト

「グラフィックの作成」ー「レイアウト」を開きます。

レイアウト編集

レイアウトを選択してすると、SmartArtのレイアウトが変更されました。

編集後

Step5 図形に変換

パワーポイントで作成したSmartArtを図形に変換します。

1.SmartArtを選択

2.「グラフィックの作成」ー「リセット」ー「変換」を開く

図形に変換

オブジェクトが図形に変換されて、伸縮、移動、複製できるようになりました。

図形変換後

4.よくある失敗とその対策

パワーポイントでSmartArtを作成することについてよくある問題点を3つあげます。参考にしていただけたら幸いです。

4.1テキストが図形からはみだしてしまう

テキストサイズ修正前

上のピラミッド図でテキストが図形からはみ出してしまうのをはみ出さないように修正する場合です。

直したいテキストを選択するとフォントの画面が開きます。

テキストサイズ修正後

フォントサイズを小さくするか、図形を拡大すると解決します。

4.2.図全体が複雑でみづらい

分割前グラフ

上図のようにSmartArtで表現する内容が多いとごちゃごちゃします。その場合は、一部を切り離して別図とすると見やすくなります。

分割後グラフ

4.3色をたくさん利用したら見にくい

色変更前グラフ

色をたくさん利用するとSmartArtの内容が分かりにくくなりました。図形がたくさんある時はスライド全体で5色以内に押さえることが大事です。図形の色を変更する方法は前述したテーマから変更する、もしくは次の方法でできます。

図形の色変更画面

1.変更する図形を選択

2.右クリックすると図形の編集メニューが立ち上がる

3.塗りつぶしを選択してパレットから色を選ぶ

同系色で揃えると統一性があってきれいな図形に仕上がります。

色変更後グラフ2

5.SmartArtより便利?!パワポと連携するAI図解ソフト

SmartArtを使用する最大の目的は、文章を見やすく美しくレイアウトすることです。しかし、先ほど紹介したように、一つひとつ文字を入力しなければなりません。そこで、選択した文章から自動的に要点を抽出し、レイアウトまで整えてくれるツールがあれば便利だと思いませんか?EdrawMaxの最新バージョンには、まさにそのような機能が搭載されています。

パワポと連携するAI図解ソフト

上記のボタンから製品のダウンロードをおすすめします。ダウンロードやアカウント作成などの数ステップの手順で導入できます。

例えばケースとして、PowerPointにEdrawMaxの特徴を紹介する文章を貼り付けたとします。通常のSmartArtを使う場合は、自分で内容を考えて要点を整理しなければなりません。

しかし、EdrawMaxのアドインを導入すれば作業はぐっと簡単になります。文章を選択して【AIでテキストからスライド生成】をクリックすると、下部に複数のロジック形式が表示されます。そこから好みのタイプを選び、右下でスタイルを確認して好きなデザインに切り替えることが可能です。

図形を自動生成

さらに、色もワンクリックで全体的に変更できるので、資料作成の効率と完成度が大幅に向上します。

色もワンクリックで全体的に変更

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