グラフ・チャート

ステップチャートとは?エクセルでの作り方を紹介

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編集者: Edraw

ステップラインってどんな時に利用するの?

そんな疑問をお持ちの方へ。

この記事では、ステップラインの概要やエクセルでの作成方法を記します。最後まで読んでいただけたら幸いです。

1.ステップチャートとは?

ステップチャートの例

ステップチャートはステップラインとも言われ、不定期に変更される数値を時系列順に表すのに利用されます。

縦横で表された線でできた階段状の見た目で、データの増減が分かりやすいのが特徴です。

期間内におけるデータの値が一定の値で表されています。

折れ線グラフの場合は、線の傾きで増減の程度を表しますが、ステップラインは縦棒の長さで表現する形です。

年おきに更新される長期金利や、社会保険料の料率などの推移を表すのに利用されます。

使われる場面が少ないため聞き馴染みのないことが多く、マイクロソフトエクセルのチャートメニューにもデフォルトでは入っていません。

2.エクセルでステップチャートを作る手順

エクセルでステップチャートを作成します。

ステップチャートというチャートの種類は標準では搭載されていないため棒グラフを加工してステップチャートを作成します。

Step1 データを準備する

元データ

元になるデータを準備します。

図では1列目を見出しのための行としていますが、しなくても問題ありません。

A列に凡例、B列に数値という形式とすると便利です。

次に、C列に加工用の行を用意します。

データのある2行目に0.1ぐらいの小さな値を入力します。

このデータが、ステップラインの線となるので大きすぎるのはNGです。

データのある最後の行まで同じ値をコピーします。

Step2 ステップチャートを挿入する

ステップチャートを作成する手順をお伝えします。

①データのある部分を選択して、「挿入」タブ-「2-D縦棒」から「積み上げ縦棒」を選択

例では、年が系列として入ってしまっているので、編集します。

②グラフエリアを選択して右上のグラフのデザインから「データの選択」を選択します。

左の凡例項目から系列1のチェックを外します。

同様に右の横軸ラベルの部分の「編集」をクリック-A列の凡例を選択すると完成です。

棒グラフが描画領域内に作成されたので、編集していきます。

③棒グラフのいずれかの棒をクリック-「データ系列の書式設定」-「系列のオプション」-

「要素の間隔」を0%とする

グラフの要素同士がくっついた状態となります。

階段状のグラフ

④オレンジの部分のいずれかを選択して「データ系列の書式設定」-「塗りつぶしと色」の塗りつぶしなしを選択

横棒が表示されたチャート

ラベルの設定画面

横線がグラフ上に表記となった状態です。

⑤グラフエリアを選択-「グラフのデザイン」-「グラフ要素を追加」-「線」-「区分線」を選択

縦線が表示されます

⑥横線をクリック-「グラフエリアの書式設定」-「塗りつぶしと線」を開く

枠線のメニューから幅を3~4pt程度に設定

ラインの設定

色も変更すると見やすくなります

⑦同様に区分線を選択して区分線の書式設定より⑥と同じ設定をする

ライン設定後

⑧系列2,系列3のラベルは必要ないので削除します

ステップチャートが作成されたので、少し装飾などの仕上げをしていきます。

Step3 ステップチャートを編集する

作成したステップチャートを項目別に設定する方法を記します。

【タイトル】

タイトル設定

グラフタイトルをクリックしてタイトルを入力

【目盛線】

目盛設定

目盛線をクリックまたは「グラフ要素を追加」-目盛線-その他の目盛オプションを開くと「目盛の書式設定が立ち上がるので、以下の項目を設定します

・塗りつぶしと線

塗りつぶし、線の幅、種類、色

・効果

影、光彩、ぼかし

【軸】

軸設定

軸目盛の設定です。

軸目盛をクリックまたは、グラフ要素を追加」-目盛線-その他の目盛オプションを開くと軸目盛の書式設定が立ち上がります

以下の項目を設定します。

軸のオプション

・塗りつぶしと線

塗りつぶし、線の幅、種類、色

・効果

影、光彩、ぼかし

・サイズとプロパティ

配置

・軸のオプション

表示する数値の最大値、最小値、幅、目盛の種類

文字のオプション

・文字の塗りつぶしと線

文字の塗りつぶし、輪郭

・文字の効果

影、光彩、ぼかし

・テキストボックス

テキストボックスの設定

ステップチャート完成

3.Excelより便利な方法でステップチャートを作る

エクセルでのステップチャートを見ていただきました。

これから、エクセルより簡易にグラフやチャートの作成ができるEdrawMaxをご紹介します。

EdrawMaxはPC、スマホどちらも対応していて会員登録して無料で始められます。利用しやすいインターフェースが特徴です。

EdrawMaxの魅力を3点お伝えします。

①テンプレートと素材の種類が豊富

edrawmaxテンプレート

ステップチャートのみならず、教育、ビジネスなどカテゴリ別にテンプレートや素材が搭載されています。種類、数がそれぞれ5~20種類ほどあって編集に役立ちます。ライブラリの表示もカスタマイズできるので作業がしやすいのがEdrawMaxの魅力です。

②AI機能が便利

AIのフロー生成

EdrawMaxは高精度なAI機能を搭載しています。AIによる作図や提案が受けられて、効率的に作業が進められます。

プロンプトの入力も、例やアシストを受けられるので難しくありません。

③クラウドでファイル管理

クラウド領域に保管

作成したグラフは、ローカルディスクへの保存はもちろん、クラウドへの保存にも対応しています。これにより、グラフの共有や共同編集も簡単に行えます。 

EdrawMaxでのステップチャートの作成方法です。

Step1 EdrawMaxをインストールする

EdrawMaxをお使いのPCにインストールしてから、アイコンからソフトを起動します。

edrawmaxアイコン

メールアドレス等を入力して会員登録が必要。アカウント作成したらログインして作業にかかります。

Step2 新規ファイル→チャート→ステップライン

「新規ファイル」よりファイルを作成しましょう。

新規作成

「挿入」-「チャート」-「Edrawグラフ」-「ステップライン」を選択します。

チャート選択画面

すると、描画画面にステップラインが配置されます。

Step3 データを入力・インポートする

描画画面を選択すると編集メニューが立ち上がります。

データの編集

「データの編集」を選択すると、データの入力画面が立ち上がります。

表に直接データを入力するか、インポートでエクセルまたはCSVのデータを取り込んでいます。

ファイル選択

ステップラインに入力したデータが反映されます。

インポート後

Step4 チャートを編集する

軸目盛、色、デザイン、タイトルと背景は設定可能です。

・軸目盛

軸の編集

軸の目盛の設定です

描画画面を選択して「グラフのデザイン」-「Y軸」をクリック

最大値、軸ラベル、座標軸の表示設定などを設定

・色、デザイン

描画画面を選択して「グラフのデザイン」-「スタイル」をクリック

ステップラインの線の色、変典点の種類、サイズを設定

・タイトル

「挿入」-「ワードアート」またはテキストを挿入

タイトルを記入してスタイルなどを編集

・背景

「デザイン」-「背景」メニューから以下の項目を編集する

  • 背景の色
  • 背景画像
  • 枠線とヘッダー
  • 透かし

edrawmaxで作成したチャート

4.ステップチャート作成時のよくある質問と対処法

ステップチャートを作成する際のよくある質問と回答を2つご紹介します。

4.1軸ラベルに見出しを追加したい

高跳びの記録のチャート

今回のステップチャートの作成方法では、見出しが入っていません。

例のステップチャートに見出しを挿入する方法は以下をお試しください。

①「挿入」-「テキスト」-「テキストボックス」を選択

②テキストを配置して内容を記入

  • テキストボックスを右クリックする

テキストボックス選択

④図形の書式設定の画面が立ち上がる

  • 「塗りつぶし」-「透明度」を100%にする

見出し挿入後

4.2ステップチャートにラベル(数値)を表示するには?

データラベルを表示する方法です。

①ステップチャートの線より下のグラフの部分を選択

②「グラフメニュー」-「グラフ要素を追加」または右上の+のアイコンをクリック

③データラベルにチェックをする

④ラベルが表示される

⑤ラベルを選択すると「データラベルの書式設定」の画面が立ち上がる

⑥書式などを設定する

  • ラベルの内容、位置
  • 表示形式
  • 影、光彩
  • サイズ、配置
  • 塗りつぶしと色

データラベルを表示する方法です。

①ステップチャートの線より下のグラフの部分を選択

②「グラフメニュー」-「グラフ要素を追加」または右上の+のアイコンをクリック

③データラベルにチェックをする

④ラベルが表示される

⑤ラベルを選択すると「データラベルの書式設定」の画面が立ち上がる

⑥書式などを設定する

  • ラベルの内容、位置
  • 表示形式
  • 影、光彩
  • サイズ、配置
  • 塗りつぶしと色

ラベル挿入後

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