ネット通販では、商品管理、注文処理、顧客対応など、多くの業務を整理して運用する必要があります。その全体像を把握するうえで、ユースケース図は役立つ手法です。
ユースケース図は、利用者とシステムのやり取りを視覚的に整理する図です。商品を探す、購入する、アカウントを管理するといった操作を整理できるため、オンラインショップの設計や見直しに向いています。
ユースケース図を活用すると、業務の流れを整理しやすくなり、利用者にとって分かりやすい購入体験の設計にもつながります。運営側にとっても、必要な機能や管理範囲を確認しやすくなります。
この記事では、オンラインショッピング向けの代表的なユースケース図テンプレートを10例紹介します。どの場面で使いやすい図なのかを順に見ていきましょう。
Part1:ネット通販向けのユースケース図テンプレート10選
例1:製品ユースケース図
この図は、オンラインショッピングにおける商品関連の操作を整理したユースケース図です。ゲスト、登録ユーザー、管理者の3者が、それぞれどのように商品情報に関わるかを確認できます。
- ゲストは、商品の閲覧、検索、絞り込み、詳細確認ができます。
- 登録ユーザーは、商品検索や詳細確認に加え、ウィッシュリストへの追加や購入後レビューの投稿も行えます。
- 管理者は、新規商品の追加、既存商品の削除、商品情報の更新を担当します。
例2:ショッピングカートユースケース図
この図は、登録ユーザーがショッピングカートで行う操作をまとめたユースケース図です。購入前の調整に関わる基本動作を確認できます。
登録ユーザーは、主に次の操作を行えます。
- 商品をカートに追加する
- カート内の商品を削除する
- 商品の数量を変更する
- カート内容を確認しながら購入前の調整を進める
例3:注文手続きユースケース図
この図は、注文手続きに関わる操作を整理したものです。登録ユーザーは、購入確定までの流れの中で次の操作を行えます。
- カート内商品のチェックアウト
- 配送先住所の追加
- 配送先住所の変更
- 支払い方法の選択
- 注文内容の確認
例4:注文履歴ユースケース図
この図は、注文履歴に関して登録ユーザーと管理者がどのような操作を行うかを示したものです。
登録ユーザーは、自分の注文履歴の確認、進行中注文のキャンセル、返金申請、配送状況の追跡を行えます。
管理者は、各ユーザーの注文履歴を確認し、必要に応じて注文対応を行えます。
例5:カスタマーサポートユースケース図
この図は、カスタマーサポートに関する利用者側と対応側のやり取りを整理したユースケース図です。
登録ユーザーは、問い合わせの送信、履歴の確認、補足情報の提出、対応後のフィードバック送信を行えます。
サポート担当者は、問い合わせ履歴や詳細情報を確認し、案件対応や解決後の内容確認を進められます。
例6:オンラインショッピングシステムユースケース図
このオンラインショッピングシステムのユースケース図には、「商品閲覧」「カートに追加」「カート管理」「チェックアウト」など、購入に直結する主要な操作がまとめられています。利用者がどの順序で行動するのかを把握しやすい構成です。
さらに、注文履歴の確認やアカウント情報の更新といった周辺機能も含まれており、利用者側と運営側の両方から全体像を見直したい場合に使いやすいテンプレートです。
例7:オンラインショッピングシステム設計のためのUMLユースケース図
この図には、注文追跡やFAQ確認など、購入後の管理に役立つ機能も含まれています。在庫連携や決済処理のような周辺要素も整理しやすく、システム設計の検討材料として活用できます。
例8:オンラインショッピングのためのユースケース図
この図は、機械学習を取り入れたオンラインショッピングのユースケースを示しています。購買履歴や好みに応じた商品提案に加え、不正検知のような安全面の機能も整理されています。
需要や行動に応じた価格調整、検索精度を高める仕組みなども含まれており、推薦精度、安全性、検索体験をどう向上させるかを考える際の参考になります。
例9:オンラインショッピングユースケース図
この図は、主要なアクターとオンラインショッピングシステムの関係を整理したものです。左側の顧客は、商品閲覧、購入、カート管理、注文履歴の確認といった操作を担当します。
一方、管理者は商品管理、注文処理、顧客対応、レポート作成などを担います。利用者側と運営側の役割分担をまとめて確認したいときに使いやすい図です。
例10:オンラインショッピングシステム向けUMLユースケース図
この図は、顧客の操作を中心に整理したユースケース図です。商品検索、商品詳細の確認、カートへの追加や削除など、購入前に必要な動きを流れで把握できます。
さらに、チェックアウト、注文追跡、サポート連絡といった購入後までの流れも含まれており、顧客目線で必要な機能を整理したい場合に向いています。
Part2:EdrawMaxでユースケース図を作成する方法
テンプレートを確認したら、次は自分でユースケース図を作成してみましょう。EdrawMaxでは、テンプレートを使う方法と、白紙から作る方法の2通りがあります。
まずはEdrawMaxを用意します。さまざまな図に対応した作図ツールで、デスクトップ版とブラウザ版のどちらでも利用できます。用途に合わせて使いやすい方を選んでください。
方法1. テンプレートを利用する
ステップ1:
パソコンでEdrawMaxを起動します。
ステップ2:
テンプレートを開き、検索バーに必要なテンプレート名を入力します。

ステップ3:
使いたいテンプレートにカーソルを合わせ、「今すぐ使う」をクリックします。

ステップ4:
テンプレートがキャンバスに開いたら、そのまま編集できます。必要に応じて保存や書き出しも行えます。

方法2. ゼロから作成
白紙から作成する場合でも、EdrawMaxなら必要な要素を配置しながら図を組み立てられます。基本的な流れは次のとおりです。
ステップ1:
EdrawMaxを開き、「新規」からUMLモデリングを選択します。

ステップ2:
画面側面のシンボルバーからユースケース記号を選び、キャンバスにドラッグして配置します。

ステップ3:
各種ツールを使って図形や関係線を調整し、内容を整えます。

ステップ4:
仕上がったら、用途に合った形式でエクスポートして保存します。

Part3:ユースケース図作成ツール Wondershare EdrawMax
Wondershare EdrawMaxは、ユースケース図を含むさまざまな図を作成できる作図ツールです。個人利用からチーム作業まで対応し、プロジェクトごとに必要な図を整理しながら作成できます。
シンボルライブラリ。 アクター、ユースケース、関連線など、ユースケース図に必要な記号がそろっており、図を素早く組み立てられます。
エクスポートオプション。 完成した図はPNG、JPEG、PDFなどの形式で書き出せるため、共有や資料化もしやすくなります。
インポート。 Visio、JPG、PDF、SVGなどの既存ファイルも取り込めるため、他ツールからの移行や再編集にも対応しやすい構成です。
クラウド保存。 作成した図をクラウド上で管理できるため、バックアップしやすく、複数人で同じ図を確認・編集したい場合にも便利です。
Wondershare EdrawMaxの特長
- 使いやすさ:初めてでも操作しやすく、図の作成や編集を進めやすい画面構成です。
- 対応範囲の広さ:ユースケース図だけでなく、ER図、ネットワーク図、構成図など多くの図に対応しています。
- プランの選びやすさ:無料版に加えて有料プランも用意されており、用途や規模に応じて選べます。
- クロスプラットフォーム対応:Windows、macOS、Linux、ブラウザ版で利用でき、環境が変わっても扱いやすい点が特長です。
評価
G2
G2は、実際の利用者がソフトウェアを評価するレビューサイトです。EdrawMaxは、使いやすさや機能面を含めた評価を確認できます。
Capterra
CapterraでもEdrawMaxの利用評価を確認できます。実際の利用者の声を見ながら、導入時の参考にしやすい点が特徴です。
