自分の工場における生産ラインや組織間の連携を「見える化」「効率化」して、今よりもさらに生産性の改善・工場に努めたい」と考えている工場組織のリーダーは多いでしょう。工場に組織図を導入することで、部門・部署間の関連性を図式化できます。そうすることで、各組織の立ち位置が明確になり、指示や連携を的確におこなえるようになるでしょう。
本記事では、工場の組織図の概要や工場内における組織の基本構成、工場のタイプ別の組織図の3つの事例、作成・運用する際の具体的な注意点をご紹介します。工場に組織図を導入して、業務の見える化・効率化の事例をしっかりと確認しましょう。
1.工場組織図とは?
工場組織図は、指揮系統や部門間の連携、役割分担を可視化して整理した図です。
組織図で工場長とその下にいる組織を見える化することで、工場生産の具体的な現状が浮き彫りとなり、問題点を可視化して工場における業務内容を改善することに役立ちます。
特に中小規模で古いシステムのままライン生産している企業や多拠点に散らばっている工場を一括管理している企業では、工場組織図を導入・運用する効果は大きいでしょう。
組織内にどのような部門・部署があるのかを再確認し、それぞれが工場長とどのように関わり合い、その下にどんな組織があるのかを振り返ることで問題の解決を目指せるためです。
工場の生産システム自体を見直し、業務内容の改善に活かしたい方におすすめです。
2.工場組織内の一般的な基本構成
工場組織内の一般的な基本構成には、以下のような部門が挙げられます。
- 製造部門:製品の組み立て・加工や設備の操作、進捗管理、安全管理など
- 生産管理部門:具体的な生産計画の立案や資材の調達、工程・進捗管理など
- 品質管理部門:品質検査や基準設定、品質データの分析・改善施策の実施など
- 生産技術部門:生産設備の設計・導入・現場指導や生産ラインの改善など
- 設備保全部門:工場内設備の定期メンテナンスや故障時の対応など
- 総務・人事部門:採用・教育などの業務や労働環境の整備など
工場組織図には主に以下のような種類 があり、それぞれの組織図には特徴があります。
- トップダウン型(ピラミッド型):組織における要素の関係性を確認できる
- 部門別組織図型:部門・部署・従業員の順にまとめることで全体像を確認できる
- フラット型:自分と従業員との間の関係性を確認できる
- マトリックス型 :プロジェクト別・項目別に組織の情報を網羅的にまとめられる
どんな情報を視覚化したいのかによって、工場組織図のスタイルを決めることが重要です。
3.タイプ別の組織図3例
一口に「工場」と言っても、以下のように数多くの種類があります。
- 多品種少量生産型工場(プロジェクト制)
- 大量生産型(ライン制/製造現場がメイン)
- 品質・工程管理に重きを置く工場
それぞれのタイプに最適化された工場の組織図を考えてみましょう。
3.1 多品種少量生産型工場(プロジェクト制)
多品種少量生産型工場は、自動車工場や食品工場など、小ロットの製品を少しずつ何種類も生産する工場のことです。プロジェクトごとにチームが立ち上げられ、工場の従業員たちはいくつものプロジェクトに横断的に参加することになるのがこのタイプの工場の特徴です。
また、補助資料として以下の責任分担表も活用すると、役割分担が明確になります。
責任者 | 品質管理者 | PMO | |
---|---|---|---|
プロジェクトA | A | B | C |
プロジェクトB | D | E | A |
プロジェクトC | C | D | B |
プロジェクトD | E | G | F |
線画ツールで作成するプロジェクト制組織図と責任分担表で組織を見える化しましょう。
3.2 大量生産型(ライン制/製造現場がメイン)
多くの工場は製造部が中心となってライン管理しています。そのため、工場の組織図を考える際に、ラインごとに班を構成して組織図を作成する方法が効果的なケースも多いです。
このように、ライン別・班別の役割分担や責任の所在について可視化できます。
3.3 品質・工程管理に重きを置く工場
工場組織の中には、品質保証部や工程改善部などの基準管理や業務内容の見直し・改善にまつわる部門に特に力を入れている会社も珍しくありません。生産ラインの安定化と品質向上を最優先に考えている工場における組織図は以下のようになります。
部門ごとの役割分担に加えて独立した品質管理部門が、生産ラインに直接関わる部門を監視・指導しながら、工場長に対して報告・意見する組織図が可視化できました。
3.4 工場の組織図の作成・運用時の注意点
工場の組織図を作成・運用するにあたっては、以下の点に留意しておきましょう。
- 組織変更する度に組織図もそれに対応させる
- 名称・部署名などの名称を統一する
- 配置転換・人事異動に対応させる
工場現場では組織の再編やISO対応に伴う名称変更後の表記ブレのチェック、従業員の定期的な配置転換・人事異動に対応した組織図のバックアップ体制の確立が求められます。
これらの変化に柔軟に対応することで、工場組織図の作成・運用の効果を最大化できます。
その反対に、組織の変更にともなって工場組織図をアップデートしていかないと、せっかく時間をかけて作成した組織図が役に立たなくなってしまって時間と労力のロスです。
工場組織図を作成する際は、中長期的な運用を視野に入れて運用体制を構築しましょう。
変更にともなって工場組織図をアップデートしていくよう心がけることが重要です。
4.EdrawMaxで工場の組織図の作成手順と強み
効果的な工場組織図を作成したい方におすすめのツールが「EdrawMax」です。用途・目的別に用意された豊富なテンプレートを使用して、工場用組織図のみならず、ダイヤグラムやコンセプトマップ、サークル図、家の間取り図など、ありとあらゆる図式を作成できます。
工場用組織図では、ドラッグ操作でカンタンに人・部署などの変更点を編集可能。フォントや線のスタイル、ブロックのスタイルを変更でき、画像や図形、表なども挿入できます。
また、Excelデータから工場組織図を自動生成して時短しながら作業することも可能です。
SVGやPDFで出力することで、社内掲示用に共有できるのも魅力だといえます。
【EdrawMaxで工場組織図を作成する方法】
1.EdrawMaxのホーム画面の「組織図」からテンプレを選択
2.画面下方にあるコミュニティテンプレからも選択可能
3.必要な要素の追加・ブロック内の編集ツールを使用
4.ブロックのまわりにある「+」クリックでブロックを追加
5.組織図に必要なブロックとスタイルを整える
6.レイアウト変更で組織図のスタイルも変更できる
テンプレで手軽に高クオリティな組織図を作成・運用したい方はチェックしてみては?